東京から山形に家族で地方移住した私が話す、田舎で働く仕事16選!

こんにちは。
家族4人、山形暮らしをはじめました。伊藤 秀和(@hidecch999です。

田舎暮らしって実際どーなの?

ってよく聞かれることではありますが、不安の1位はやはり「仕事」!!

出典:内閣府

そこで本日は、地方に暮らしていてもある仕事をずらーーーっと16個をまとめさせて頂きました!!

現在、地方移住を迷われている方の仕事の選択のサポートになる記事になれば嬉しいです。


地域おこし協力隊とは2009年から始まった制度で、人口の減少や少子高齢化の著しい地方で地域協力活動を行うことで、その地域への定住定着を図ることで地域力の維持強化を図る制度。

年々隊員数は増えており、現在は5000人近くの地域おこし協力隊員が活動しております。

出典:総務省(http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/02gyosei08_03000066.html)

ここ数年でだいぶこの「地域おこし協力隊」という言葉を聞くようになりましたが、当初スタート時は89人だった隊員数が現在では4830人に、
今では1000近くの自治体がこの制度を取り入れております。

ミッション型とフリーミッション形の自治体に分かれ地域課題に応じて仕事内容は様々です。

農業、林業、スポーツ振興、カフェ、ゲストハウス運営、観光業、アウトドア、マタギ、直売所運営、酒づくり、移住支援などざっと思い浮かべただけでも多岐に渡ります。

給与は、自治体によりますが、月16万円~20万円程度。

これに家賃補助(5万円前後)とガソリン代が支給される地域が多いです。

私も実際この制度を利用して庄内に移住をしました。

地方移住で一番の不安にされている「仕事」、生活するための「家」「車」などが3年間は保障されているため移住を気兼ねなくできたり、町おこしに興味がある方はこちらの制度をまず利用してみたら良いと思います。

あなたも「地域おこし協力隊」として活躍してみませんか?

▼地域おこし協力隊に関しては、こちらの記事にて▼

一次産業


農業・漁業・林業・畜産業・狩猟業など、一般的な方が思い浮かべる地方の地域らしい仕事です。

メリット

  • 自然相手なので、人的ストレスがかからない
  • 規則正しい生活ができる

デメリット

  • 天候に左右されやすい
  • 定期的に獲物や魚などがとれるわけではない
  • 初期投資がかかるものが多い
  • ある程度のロットがなければ、あまりお金にならない

もともと家や土地などの資産がある人はこうした一次産業を家族で脈々継いでいるケースが多いです。

地域を支える大事な産業ではありますが、なかなか担い手がおらず困っている状況なので、国や自治体から助成金が出たり就業体験などを行っているところもあります。

まずはそうした支援制度などを利用して、一次産業を行ってみてはいかがでしょうか。

また一次産業だけやるのではなく、他の仕事と兼務する兼業農家や暮らしの一部に一次産業を取り入れる「半農半X」と呼ばれる生き方を実践する人も増えてきました。

あなたの生活のスタイルに合わせて、非日常を感じられる一次産業を仕事にしてみても良いでしょう。
地方暮らしらしい自給自足の生活ができるかも。

事業継承


地方では少子高齢化や跡継ぎ問題などで、事業の担い手に困っているお寄りの方もおります。

そうした方から事業を継承する形で、仕事を始めてみるのもありだと思います。

人間関係などが重要になってくるため、日ごろからたくさんの人に話を聞いたり、情報収集したりしていくことが必要です。

地域によってはこちらも補助金などがある場所もありますので、ぜひ調べてみてください。

パソコンを使った仕事


デザイナー、ライター、プログラミングエンジニア、ブロガー、クラウドソーシングなど。

パソコン1台あれば、場所を選ばずに仕事をすることができます。

また、地元の生産者さんはデザインやPRなどのブランディングが弱いことも多いため、こうしたスキルがあれば地方で活躍できるチャンスが広がってます。

逆に、東京の仕事を地方で行うことが出来れば、固定費は抑えられ仕事自体は都心の単価でうけることができるため、効率のよい働き方ができるのです。

クラウドワークス・ココナラなどでも、外注の仕事はたくさん募集されております。

都心のビルに囲まれた中でするよりも、豊な自然の中で快適にお仕事ができます。

移住前の準備期間にこうしたスキルはもっておいて損はないですね。

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エージェントの仕事


移住支援、キャリア支援、就業支援、ツアーガイドなど。

これから地方へ来る方に、あなたの知っている場所や仕事を教えてあげるお仕事。

調整や関係業者との折衝が重要になっていくため、カウンター営業などを行っていた方が得意とする分野かもしれません。

また、あなたが移住を通じて感じた経験、キャリア、観光などの経験自体が移住者への価値になります。

こうしたエージェント業を通じて関係人口を増やすお仕事をしたり、田舎での生き方をあなた自身が広げて行けると良いかもしれません。

旅行業を商売として行う場合は、資格なども必要にはなりますが旅行業を持つことで、観光を仕事にすることができます。

インストラクター


ダイビング、カヤック、キャニオニング、釣り、マリンスポーツ、ジェットスキー、スポーツインストラクターなど。

地方には海・山・川など雄大な自然があるため、アウトドア資源はたくさん。

あなたが自然やスポーツが好きであれば、インストラクターになってみるのも良いかも!

毎日自然に触れながら好きを仕事にできます!

アクティビティに関しても、ありものを運営するのではなく、あなたが思う新たなアクティビティを作ってみてもきっと面白い!

体験型ツアーを自分で作ったりしているアウトドアショップなどもあるので、まず気になる方はそうした所に問い合わせてみても良いかもしれません。

最近知ったことですが、ここ庄内では自家用にジェットスキーをもっている人も結構いますね。

自分の趣味の延長上で仕事ができるのは、最高に楽しいはず!

空き家(古民家)活用


ゲストハウス・カフェ・コワーキングスペース運営・託児所など。

地方では余った土地や空き家を利用して、ゲストハウスを運営したり、カフェをすることも多いです。

都心ではこうした動きも土地代などもかかるため、なかなか手が出せなかった方も、田舎では余った土地を利用してやってみるのもあり!!

ゲストハウスをベースに、農業の稲植え体験や、インバウンド需要に応じた外国籍の方向けのツアーを組んでいる会社もあります。

実家の土地など、ありものでスタートしてみるのも低リスクで始めやすいですね。

クライガルテン


ここ数年で話題になっているクライガルテンとは、「集団型・賃貸型の市民農園」のこと。

農地の区画を貸してもらいそこで、農業を営む。自然の少ない都心に住む方で趣味として、クライガルテンを利用する方も多いそうです。

農家さんは代々土地を引き継いて持っていて、土地はあるけど余らせていてもメンテナンスが行き届かないような場合もあります。

これを誰かに貸すことで、所有物である田んぼのメンテナンスも行ってもらえるため、オーナーさんにとってもメリットが生まれる。

最近では、棚田オーナー制度など、田んぼを貸してメンテナンスを行ってもらいつつ、収入を得る制度もあります。

タダ同然の価格で田んぼを貸している方もおります。お近くの農家さんに聞いてみてはいかがでしょうか。

自伐型林業


最近よく聞くようになった「自伐型林業」。

通常の林業を行うには森林組合などを通しておこなうため、膨大な初期投資などもかかり担い手が少なくなっておりますが、自伐型林業とはチェーンソーやミニバックホー、軽トラックなどの300〜500万円程度の準備からスタートできる採算性と環境保全を両立させた事業です。

森林組合などに任せる訳ではなく、自身が自ら森林の整備を行う林業で、低コストで参入障壁も低いため手軽に始められます。

卸売業


広大な土地をベースに生産者がいる田舎ですが、販路の増やし方や売り方に苦手意識を持つ業者さんもしばしば。

そんな中、卸業社としてそうした生産者が自信をもって作った食材を卸にいく、卸業者が活躍しております。

野菜もお米もそうした卸業社がちゃーーーーんと、良い卸先を見つけてきているから、流通が成り立っている訳です。

生産者の方は腕の良い卸業者さんを見つける必要があり、そうした付き合いの業者さんをたくさん持っている営業さんなどは重宝されております。

1次産業が中心の地方で活躍するには、こうした関連業者とタッグを組んで生産だけでなく、流通・販売までの見通しを立てて商品流通させることが大事だと言えます。

公務員


警察・消防・救急、自治体、教職(教師・保育士・幼稚園先生など)など。

その地域を正しく秩序をもって運営するために、なくてはならないものでどこの地域にもあるお仕事です。

地方では公務員が安定していて一番良いなどとも言われたりもしてますが、自治体によってはなかなか休みづらかったり、少ない給与や残業が多いとこもあります。

公務員になる際は、そうした事前情報の収集が大事になります。

公務員を目指す方は、実際の役場や市役所に勤務している方などに事前にヒアリングをしておきましょう。

介護・福祉業


介護スタッフ・ヘルパー・介護福祉士・社会福祉士など。

高齢者の多い地方だからこそ、老人ホームや介護サービスなどは多数あります。

ロードサイドを走っていれば、施設や看板が多数目につきます。

高齢者が生活していくのに大切な場であると同時に、コミュニティを形成する上で大切な場でもあります。

ヘルパーなどの資格を持っておくに越したことはありませんね。

土木建築業


施工管理・現場監督・現場作業員・建築士・測量士など。

「田舎といえば、土建屋」というくらい地方で力を持っている業界というイメージが強いと思います。

バブル最盛期の時は補助金を使ってものを立てたり、仕事も後を絶たないくらいあったといわれておりますが、最近は仕事も少なくなり、人も少なくなり縮小している業界といえます。

ここ数年でだいぶその市場は揺らぎ、一次産業同様にこちらも担い手は少ないようです。

サービス業


理美容・警備・清掃・飲食・パチンコなど。

移住支援団体からU・I・Jターンの仕事を取り寄せていた際、ハローワークの仕事のほとんどがこの理美容・清掃・飲食・パチンコなどサービス業でした。

土地が広ければ、それだけ警備や清掃業者が必要だったり、ロードサイドのパチンコ店もバカに広いので、その分人は必要。

接客は若い人が欲しいけど、地方は高齢者ばかり。美容師免許もっている人もいないから、やたら理美容の募集が目につく。

こうした仕事はたくさんあります。実際、美容院の前とか結構並んだりもするので、有資格業ということで人が足りないのかもしれません。

ドライバー業


タクシー・代行・運送業など。

電車が走ってない地域、倉庫はたくさんあるためこうしたドライバー業は必要とされてます。

移動手段が車しかないから、代行業という業種も成立しています。

農業用機械などを動かすために、ドライバーも普通免許以上の小型特殊・大型特殊免許などをもっている方もたくさんおります。

田舎はドライバー資格が活かせる地域だと思います。

起業


ないなら作ろう!・・・ということで、自分のやりたいことや仕事がない人は起業もありです。

地方での起業は固定費や初期投資も少なくスタートすることができ、スタートアップに適していると言えます。

ここ数年で山形でもスタートアップ起業はたくさん出てきてます。

1円から起業は可能。もし今回ご紹介させて頂いた仕事が興味なければ、自分で作り出すのもありです!

まとめ

土地はあるけど、人がいない。地方の暮らしのベースになっています。

チャレンジをするには良い場所なので、広大な土地を使ってなにかを始めるのは良い地域だと言えます。

また、生産者が多いけど売り方がわからない方も多いので、、つくられた商品を魅力的に売るためのブランディングやノウハウなどを提供支援することが出来ればそれがあなたの価値になります。

うまく資源を活用しつつ、あなたの今までの経験を活かせれば、それが地方業者さんへの価値になります。
やらないでする後悔より、やって後悔した方が絶対いいはず!

子どもがいるご家族持ちの方は、小学校に入る前に環境を変えて心機一転、地方移住してみてはいかがでしょうか。

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出典:https://doda.jp/consultant/

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ABOUTこの記事をかいた人

都会での子育てに課題を感じて、家族を連れて三川町地域おこし協力隊として山形県・庄内地方に移住! 「人生思い出作り」をライフコンセプトとして、「書くこと」「話すこと」「場作り」事業で情報発信。 ・エフエム山形やまがた子育て応援ラジオ「SmileBox」パパパートナー ・酒田エフエム放送ハーバーラジオ(76.1Mhz)番組パーソナリティとして地域の魅力を発信中!